クラスみんな仲良しでした

生徒同士が仲が良いと成績も良い

看護学校の教師として、もう長い年月を過ごしてきましたが、不思議なことに生徒同士の関係と成績というのは、関連性があるような気がします。
クラスの中で生徒同士が良いと、そのクラス全体の成績も他と比べて良いのです。

きっと、学校生活を楽しく送れるので、モチベーションを高く保つことができるのでしょう。
また、生徒同士で授業の要点を教え合ったり、実習でうまくいかなかった生徒は、他の生徒にコツを聞いたりできる環境があるので、お互いに学び合うことができているようです。

こうしたことから、教師としても、できるだけクラスの中の雰囲気が良くなるように、人間関係には気をつけています。
ギスギスしたクラスだと、何となく雰囲気が悪くて講義を行うのも、気分が乗らないことがありますので、とても大事な要素ですね。

特に仲の良いクラスがあるもの

基本的にはどのクラスも、クラスメイト同士うまくやっていて、楽しく学校生活を送っています。
それでも、中にはとてもまとまりがあって、クラスみんなが仲良くやっているクラスというものが存在します。

たいていそういうクラスには、しっかりとしたまとめ役と、盛り上げ役の楽しい生徒がいるものです。
文化祭の出し物にしても、実習を行う時の組織にしても、まとめ役がしっかりとしていると、生徒の不満が少なく、スムーズに事が進みます。
そんなクラスでは、教師の出る幕があまりありませんので、一歩引いて様子を眺めるだけで済みます。

仲の良いクラスは教師の立場から見ていて気持ちが良く、みんな爽やかな雰囲気を持っていますね。
そして、教師にも感謝と尊敬の気持ちを示してくれることが多いので、授業もやりやすく、ついつい熱が入ってしまうこともあります。
こんなクラスが卒業してしまうと、とてもさみしい気持ちになってしまうので、卒業シーズンは悲しいですね。

問題があっても自分たちで解決できる

いくら仲の良いクラスであっても、生徒同士のトラブルというのはどうしても生じるものです。
些細なことで仲違いが生じたり、お互いの不満をぶつけ合ったりします。
しかし、しっかりとまとまったクラスの素晴らしいところは、友だちが間に入ったりして自分たちだけでトラブルを解決できることです。
これが、友情の素晴らしい一面ですね。

一方、あまりまとまりのないクラスだと、問題がこじれてしまったり、クラスが分裂してしまって、教師である私たちが介入しなければならないことがあります。
こうしたことを考えると、仲の良いクラスの思い出は、とても鮮明に思い出され、教師として幸せになれるものです。
やはり、生徒たちが自立心を持って楽しく学校生活を送ってくれるのが一番ですからね。