新入生初めての校内実習

看護師としての実践的な技術を学ぶ

看護学校に今年入った学生たちが、初めての校内実習を行いました。
座学による授業でもたくさんのことを学んでいますが、やはり実習となると実践的なものとなりますので、看護師になるための訓練という雰囲気が出てきます。
そうした意識があるのか、看護学生たちも校内実習が始まる時は、ワクワクしているようです。

まず、初めて白衣に着替えての授業となりますので、着替えの段階から学生同士で、大騒ぎして楽しんでいます。
こうした光景を毎年見ると、なんとなく新鮮な気持ちでうれしくなりますね。

そして、着替えて出てくると、学生たちがいつもと違う表情になっているような気がして、頼もしく見えるものです。
緊張の面持ちで実習室に入ると、学生たちは早く実習を行いたいという気持ちなのか、興奮しているような感じですね。

まずはベッドメーキングなどからスタートする

初めての校内実習ということで、まずは病室に見立てた実習室で、病院の雰囲気に慣れてもらいます。
毎日看護師が行う仕事となる、ベッドメーキングといった基本的な実習からスタートします。

ベッドメーキングと言っても、ホテルの業務とは違うので、実際の病院で行われる幾通りかの方法を学んでいくことになります。
まずは講師がお手本を見せてから、生徒が一人一人手順を確認しながら実践していきます。
講師によって、行う順番を指名する人もいれば、やりたい生徒から順番にやらせていく人もいます。
したい生徒からさせてみると、率先して我先にやるという生徒もいれば、他の生徒が行うのを見てからやりたいという人もいて、それぞれの積極性などが出て面白いですね。

一通りすべての生徒が実践することになるのですが、それぞれの生徒の様子を講師が観察して、改善すべき点などをその都度教えていきます。
頭では分かっていても、実際に自分が行うとなるとできなくなってしまうこともありますので、体で覚えることを大切さを実習を通して学ぶことができますね。

実技テストもあるので真剣に取り組んでいる

校内で行い実習はいろいろな種類があります。
ベッドメーキングから始まり、洗髪や患者さんの介助、採血など1つずつの作業を体験しながら覚えていくことなります。

基本的にはほとんどの実習で実技テストがありますので、学生たちもしっかりと実習に取り組んでいます。
実技テストで点を取れないと、追試を受けることになりますし、下手すると落第の目に遭うこともあります。

校内実習では、看護師としての基本的な業務を全般的に学ぶことになりますので、引き続き気を引き締めて実習に取り組んでいって欲しいと思います。
初めての実習が終わったばかりですが、これからたくさんの実習が待っています。