戴帽式を行いました

看護師になるという気持ちを高めてくれる

初々しい看護学生を集めて、戴帽式を行いました。
戴帽式は、看護実習がスターとする前に、一年生を対象に行うものです。

(参考記事)
感動的!看護師になる儀式、戴帽式とは? – NAVER まとめ

キャンドルを一人一人の生徒が持って、火を順番に灯していく様子は、毎回見ても厳かな雰囲気でいいですね。
こうしたセレモニーを通じて、看護師になるぞという気持ちを高めてくれますので、看護学生にとってもモチベーションを上げるいい機会になっていると思います。

最近は、ナース帽をかぶらない病院が多くなっています。
それは、帽子が不潔になってしまい、感染症を引き起こすきっかけになりかねないという理由からです。
そのため、看護大学や一部の看護学校では、戴帽式も行わなくなっています。
しかし、看護師になるという意識を持たせてくれる大事な儀式でもあるので、個人的にはずっと続けていって欲しいですね。

実習に出ることで看護師になる下準備をしていく

戴帽式は、看護実習に出ることを記念するというセレモニーなので、学生たちは看護師に向けての大きな一歩を踏み出すことになります。
というのも、看護学校において、看護実習は大きな意味を持っていて、看護師になるための実際的な訓練を受けることになります。

講義の勉強だけでは、看護師として十分な教育を受けることはできず、実習によって多くのことを学んでいきます。
看護技術とともに、患者さんへの気遣いの示し方や、患者さんのご家族への対応の仕方、仕事への態度、プレッシャーに耐えるメンタルを鍛えることなども身に着けられる、とても貴重な機会となるのです。

こうした看護実習を始めるセレモニーとして、戴帽式は大変ふさわしいもので、気持ちを高めてくれますね。
そして、私たち教師にとっても、生徒たちをしっかりと教えていかないと、という新たな気持ちを持つことができる一時となります。

戴帽式のスタイルが変わりつつある

私が働いている看護学校では、昔ながらの戴帽式が行われていて、とても厳かな雰囲気があります。
しかし、戴帽式のスタイルは時代の流れで、多くの学校で変わってきています。
ナース帽を現場では使わないということもあって、戴帽式という形ではなくなっているのです。

キャンドルを使ったセレモニーと、宣誓の言葉を述べるだけというところが多いようですね。
また、新しい看護学校などでは、セレモニー自体が行われないというケースもあるようです。

それぞれの学校で特徴があって面白いので、何らかの形で戴帽式が続いていくといいですね。
物理的な必要性はなくなっているかもしれませんが、気持ちの上で看護学生にとっては大きな意味を持つ機会だと思いますので、意義あるセレモニーだと言えるでしょう。