心理学の授業

心理学は看護学校の基礎講義の1つ

看護学校でも心理学の授業が必須となっています。
心理学は基礎講座の1つとなっていて、看護学生は誰でも基本的な心理学を学ぶことになります。

総合的な心理学講座となり、さらに専門的なものを学ぶようであれば、高学年の時にそれぞれの専門分野に分かれてコース学習をすることになります。
精神科に行くことを希望する看護学生だけでなく、全ての学生が学べるようになっているので、総合的な医学知識を学ぶという観点から見ると、とても意義のあるカリキュラムでしょう。

心理学を基礎講座で学ぶことで、精神科診療に興味を抱く学生も出てくるかもしれませんので、将来の精神科に携わる看護師を備えるという意味でも、価値のあるものと言えると思います。

患者さんへの理解を深める機会ともなる

心理学の授業は精神科に関わる知識を学ぶだけでなく、看護学生の意識を高めるためにも役に立つので、個人的にはとても重要なクラスかと思います。
人の心を理解するように努めるという意識を持てるようになりますので、患者さんの心情を推しはかるのに役立つ授業となっています。

心理学の講師もこうしたことを考えて、単なる知識だけでなく、どのように患者さんの心の中を理解できるか、看護師として患者さんの気持ちを理解しようと努力するのが重要であることを教えてくれています。
一つ一つの講義が、看護師としての心構えを説き、患者さんへの気遣いを考慮することなど、看護師として身に着けるべきことを教える機会となっています。

そのため、看護学生には、心理学の授業をおろそかにすることなく、いろいろなことを学べるクラスだという意識を持って授業を受けて欲しいなと思っています。
中には、精神科に関わることはないから、あまり心理学は重要ではないと、身を入れない学生もいますが、単なる授業ととらえずに、看護師としてのスキルを総合的に高める手段だと思ってくれたらと思いますね。

興味を持つ看護学生はさらに学習を深められる

基礎的な心理学は、全ての看護学生が受ける授業となっていますが、興味を持つ学生はさらに心理学についての理解と知識を深めたいと考えるようになります。
そこで、看護学校では、カウンセリングや児童心理学など、特定の分野に絞った講義も行っています。

看護師になってから、心理士になるなどの道も開けますので、こうした機会を上手に活用して欲しいものですね。
もちろん、看護学校で学べる内容は基本的なことと、ある程度の実践的なものだけですので、卒業も学習を進めていく必要があります。
しかし、こうした専門コースによって、看護学生に新たな可能性を示すことになりますので、学生たちにはいろいろなものに興味を持って取り組んでほしいものです。