解剖学の授業

 覚えることがいっぱいの授業

看護学校のクラスの中でも重要な教科の1つが解剖学です。
この講座ではいろいろなことを勉強しますが、看護学生にとっては少し大変な授業かもしれませんね。
というのも、体の器官の名前や場所を覚えないといけないので、努力しないとついていけないからです。

骨の名称を覚えるだけでも、200以上ある骨の名称を記憶しないといけないので、かなりの苦労でしょう。
なかなか大変な授業ですが、器官の名前を覚えていないと実際の現場で苦労することになりますので、将来のことを考えて頑張って欲しいものです。

医師も看護師もこうした器官の名前を挙げながら仕事をしていくますので、どこの部分か理解できないと、仕事を進められません。
また、もし間違って覚えてしまっていると、ミスにもつながりますので、確実にこうした知識を頭に入れておく必要があります。

病気の症状や治療の理解に役立つ

解剖学の授業は退屈だと感じている生徒が多いような気がします。
やはり、暗記することが多いですし、複雑な医学用語と言えるものばかりなので、覚えるのにも一苦労だからでしょう。

しかし、解剖学に関する知識は医学における基礎とも言えるもので、病気がどうして起こるのか、1つの病気がどのように症状を引き起こすのかなどを理解するのに欠かせません。
また、治療をどのように行っていくか、特定の治療がなぜ効果を示すのかを理解するのにも重要です。

体の構造と組織が理解できるようになると、すべてが関連づけて考えられるようになりますので、解剖学の知識があると、理解度が深くなります。
最初は知識がバラバラの状態ですので、なんでこんなことを学ばないといけないのかと思うかもしれませんが、それぞれが結びついて関連付けて考えられるようになると、勉強した意義が分かりますし、楽しくなってくるものですよ。

解剖学の知識を覚えるコツ

解剖学の授業では、暗記項目が多いですし、複雑な用語ばかりなので、テスト対策も大変かもしれません。
体の各器官を覚えるのに苦労しているのであれば、まずは骨の名称と位置から覚えると他のものを覚えやすくなります。

というのも、いろいろな器官は骨の名称と関連がありますし、そのすぐ側に位置していることがほとんどですので、より簡単に暗記できるようになるからです。
また、覚える個数としては骨が一番多いので、これを超えれば後はかなり楽になるでしょう。

そして、覚えるために自分で人体の絵を描きながら暗記していくと、人体のイメージを持ちながら覚えられるようになります。
学生同士でも語呂合わせなど、いろいろな暗記方法を考案して、互いに情報交換しているようですので、そうした方法を活用するのも手でしょう。